Chaledo って何??
『chaledo(チャレド)』とは、株式会社チャレンジドジャパンが手掛ける、障がいのある人が自分の得意を活かし、役割りを持って社会で輝く未来を創造するプロジェクトです。
チャレドとの出会い
ベル食品工業株式会社 代表取締役 中井 威
軽井沢アトリエを訪問
軽井沢のチャレドを訪問したのが、翌令和3年3月19日でした。チャレドのアトリエは、浅間山を間近に望み、そこから吹き抜ける風が心地よい素晴らしい環境の中にありました。
アトリエには、クリエイターの絵を製品に展開するデザイン部門、スウェーデン伝統の織物をつくるクラフト部門があります。
デザイン部門では、クリエイター達が、絵具、クレヨン、スタンプなど様々な画材を使って思い思いの絵画を描いており、クラフト部門でも、スウェーデンから輸入した織機を使い、タペストリー等を制作していました。
アトリエリスタとクリエイター
どちらの部門でも、アトリエリスタがクリエイターに寄り添い、様子を見ながら声をかけてアドバイスや提案をしながら、作品を作り上げていく風景を観る事ができました。
その姿は、決して無理強いすることは無く、クリエイターの個性を活かしながら、決して急がない、あくまでもアトリエリスタは黒子に徹していました。
あくまでもクリエイターが主であり、アトリエリスタはサポートに徹する事。これが一番大事なのではないでしょうか。このようにして作品を仕上げていく作業を継続する事で自立心が生まれるのでしょう。
どのクリエイターも生き生きとして、作品創りに向かっていました。帰り際にこれまでの作品集を見せていただきましたが、 どれもどれもが素晴らしいもので、もっと多くの人に見せてやりたいような感動にも近い印象を持つことが出来ました。
浅間山を間近に望み、心地よい風が吹き抜ける環境で、素晴らしいスタッフの下だからこそ出来上がった作品ではないでしょうか。
これからも、チャレドの活動を応援していきたいと思います。
最後に一言
皆さん「障がい者」という文字を見て何かを感じませんか。私自身、これまで「障害者」という文字を普通に使っていました。今思えば、おかしいですよね。この事をこの記事を見て初めて知るという自分自身が非常に恥ずかしいです。
CONCEPT
CONCEPT
Chaledo
Chaledo 雲を掴むような創作
畠と美術館のあいだにある でこぼこした脇道を進むと
小さな庭と白い4棟の小屋が 見えてきます。
さらに 秘密めいた苔色の 錆びた鉄門を くぐると
ハーブが地を這い ベリーがたわわに実り 白い花が遠慮深く咲く。
小さな庭があり その庭に面して 二棟のアトリエがあります。
一つはデザイン棟 もう一つはクラフト棟です。
アトリエには 障がいのあるクリエイターが 月曜日から金曜日まで通い
特性を活かした 創作活動を行っています。
デザイン棟では 専門の支援員である アトリエリスタと共に
洋服やハンカチ 文具やクッションの パターンとなる原画を描き
日々、美の発明と発見を 繰り返しています。
アトリエリスタとクリエイターは
淡い期待とすれ違いの狭間で「唐突の美」に出会います。
困惑と興奮の中で次の未知なる創造性へと歩を進めます。
他者と一つの作品を作り上げることとは 個人を構成する世界と世界が重なる体験です。
既知感と未知感の混在した意識と無意識の間
コントロール不可能な夢を見ることと似ているかもしれません
私たちの創作の現場は白昼夢の中で行われるようです。
2022年10月1日より「Chaledo(チャレド)」は「RATTA RATTARR」から名称が変わりました。